選択理論の歩みと働き

1965年に『現実療法』(Reality Therapy)が出版されて一躍注目されるようになった。これまでの過去、感情、症状に焦点を当てる方法とは異なり、現在の満たされていない重要な人間関係にいち早く焦点を当てることによって、問題解決を試みるカウンセリング手法である。

ことさら洞察を目指すものではないので、小さな子どもからどんなレベルの人にも関われる手法である。対象年齢を問わず、犯罪矯正、薬物依存、精神病、親子・夫婦の家族関係、スクール・カウンセリング、職場のマネジメントと適用範囲は広範囲である。

グラッサーは、1970年代にはカウンセリングにステップを使っていたが、後に「コントロール理論」を現実療法の基本的理論とするようになり、1996年にコントロール理論を「選択理論」に改名した。

これまでの歩み

2002年

会員数約400名、全国に24の支部を置く。

その受講者層、活用範囲は幅広く、精神科医の行うカウンセリング治療、企業内管理職における部下のマネジメント、学校 教育における生徒指導、教護院などの更生施設、牧会カウンセリング、ボランティア、自分自身のストレスマネジメントやセルフコントロールなど、 家庭、職場、学校、地域社会活動などのあらゆる人間関係形成において適用されている。

2002年
8月

日本選択理論心理学会に名称変更。

1993年
10月

日本リアリテイセラピー協会より、役員及び会員組織をもつ学術団体として日本現実療法学会が発足。

1986年
4月以来

米国のリアリテイセラピー認定プログラムの一環として集中基礎講座が開始され、現在、集中基礎講座受講者数は全国で1900名を超える。

1965年

米国のリアリテイセラピー認定プログラムの一環として集中基礎講座が開始され、現在、集中基礎講座受講者数は全国で1900名を超える。

1975年

日本で、【現実療法】が翻訳され紹介された。

1965年

米国で【現実療法】が出版されて以来注目され、現在ではもっともポピュラーな精神療法の一つとして、米国の大学・大学院で心理学やカウンセリングを学ぶ者の教科書として用いられている【現代の精神療法】 (Current Psychotherapies by Corsini)(第5版)などにも取り上げられている。

また、カルフォルニア州立大学のジェラルド・コーレイ博士の【カウンセリングと心理療法の理論と実際】の中では、9つの代表的な療法として、精神分析療法や来談者中心療法などとならべて現実療法をあげている。